【特長】
● 予防効果と治療効果に優れ、病斑の拡大阻止力や胞子形成阻止力があります
● 浸透性に優れるので、散布後に降雨があっても効果にほとんど影響がありません
● 他剤耐性菌にも優れた効果があります
● 低濃度で効果が持続し、作物に対して汚れの少ない薬剤です
● 作物に対して薬害の心配が少なく、また人畜・水産動植物・ミツバチに対しても毒性が低い殺菌剤です
▼登録番号:農林水産省登録第16300号
▼ 分類 :殺菌剤
▼ 性状 :類白色水和性粉末 45μm以下
▼有効成分:トリフルミゾール 30.0
【効果・薬害などの注意】
1.なしの品種『幸水』に使用する場合は、樹勢が弱いと高濃度で葉に経度な黄斑を生じる場合があるので、所定範囲内の低濃度で使用してください。
2.なしに使用する場合は、MEP剤との混用により薬害を生じるおそれがあるのでさけてください。
3.いちじくの株枯病に対して灌注処理する場合は次のことに注意してください。
(1)1ヶ月間隔で使用することをおすすめします。
(2)根域に対する処理量が著しく多いと、生育抑制などの薬害を生じるおそれがあるので、根域に合わせて処理量や回数を調整してください。
4.りんごに使用する場合、黒星病、赤星病及びうどんこ病の防御を主体とし、斑点落葉病に対しては落花後20日頃までの初期防御剤として使用してください。
5.かきの黒点病に対しては、多発時には効果が劣る場合があるので、注意してください。
6.うり類の幼苗期には、濃緑化症状および生育抑制が生じることがあるので、使用しないでください。
7.チューリップの球根粉衣に使用する場合は、適当な容器内で球根に均一に粉衣してから植付けてください。
8.スイートピーに使用する場合、薬害が生じるおそれがあるので、開花期以降は使用をさけてください。
9.水稲の種子消毒に使用する場合には、次の注意事項を守ってください。
(1)種子消毒は浸種前に行ってください。
(2)浸漬処理の場合、もみと処理薬液の容量比は1:1以上とし、種もみはサラン網など粗目の袋を用い、薬液処理時によくゆすってください。
(3)粉衣処理の場合は、付着をよくするため、湿粉衣としてください。
(4)吹き付け処理の場合は、種子消毒機を使用し、種もみに均一に付着させて乾燥してください。
(5)処理した種もみは、風乾後、水洗せずに浸種してください。
(6)消毒後の浸種は水槽で行い、水の交換は原則として始めの2日間は行わないでください。その後換水する場合は静かに行ってください。
(7)粉衣処理、高濃度浸漬(30倍)及び吹き付け処理をした種子を播種する場合は、浸種終了後、浸種液中での過度の付着薬剤をゆすぎ落してください。
(8)経度な初期生育遅延が認められる場合もありますが、その後回復するので通常の管理を維持してください。
10.蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにしてください。
11.使用に当たっては使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は、病害虫防除所関係機関の指導を受けるようにしてください。
12.適用作物郡に属する作物またはその新品種に初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用してください。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けるようにしてください。
【安全使用上の注意】
13.通常の使用方法では危険性は低いですが、誤飲、誤食などのないように注意してください。万一誤って飲み込んだ場合には、吐き出させ、安静にして直ちに医師の手当を受けさせてください。使用中に身体に異常を感じた場合には、安静にして直ちに医師の手当てを受けてください。
14.眼に対して刺激性があるので眼に入らないように注意してください。万一眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当てを受けてください。
15.皮ふに対して弱い刺激性があるので皮ふに付着しないように注意してください。万一付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落してください。
16.使用の際は、農薬用マスク、不浸透性袋、長ズボン・長袖の作業衣を着用してください。また、薬剤を吸い込んだり、浴びたりしないよう注意し、作業後は直ちに手足、顔などを石けんでよく洗い、洗眼・うがいをするとともに衣服を交換してください。
17.作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯してください。
18.かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意してください。
19.街路、公園などで使用する場合は、使用中および使用後(少なくとも使用当日)に小児や使用に関係ない者が使用区域に立ち入らないよう縄囲いや立て札を立てるなど配慮し、人畜などに被害を及ぼさないよう注意を払ってください。
【水産動植物への影響】
水産動植物(魚類)に影響を及ぼすおそれがあるので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用してください。
【保管】
密封し、直射日光をさけ、食品と区別して、小児の手の届かない、冷涼・乾燥した所に保管してください。
【トリフミン水和剤の上手な使い方】
1.ボルドー液との混用はさけてください。
2.ハウスなどの施設栽培メロンに使用する場合、特にネット系メロンでは、交配2~3日前から交配20日後までの幼果の時期には、薬害を生じるおそれがあるので、この時期の使用はさけてください。
また、散布後高温が予想される場合は、使用しないでください。
3.はだかむぎの種子粉衣に使用する場合、経度な初期生育遅延が認められる場合もありますが、その後回復しますので、通常の管理を維持してください。
4.稲、麦類の薬剤処理した種子は、食料・肥料に用いないよう注意してください。
【水稲の種子消毒に使用する場合について】
5.薬液の温度はなるべく10℃以下をさけてください。
6.低濃度(300倍)長時間浸漬の場合は、薬液浸漬処理中1~2回撹拌してください。
7.箱育苗の場合、種前の床土に十分灌水し覆土後の灌水は原則として行わないでください。灌水量が少ないと一般に根上がりの原因となるので、灌水量は少なくとも箱当たり1?以上としてください。
8.丸型樹脂ポット・型枠育苗方式で育苗される場合には、機械メーカーなどの関係機関の指導を受けるようにしてください。
9.過度な高温での出芽は行わないでください。
・広告文責(健康デパート・0120-007-773)
・メーカー名(日本曹達株式会社)
・日本製
・商品区分(殺菌剤)
ブランド名 |
日本曹達 |
メーカー型番 |
500g |
シリーズ名 |
トリフミン |
シリーズ名(カナ) |
トリフミン |
ブランド名(カナ) |
ニホンソーダ |
園芸薬剤の種類 |
殺菌剤 |
原産国/製造国 |
日本 |
総容量 |
500 |
単品容量 |
500 |
単品(個装)本数 |
1 |